システム概要

CAD/CAMシステムには、オープンシステムとクローズドシステムがあります。クローズドシステムでは利用可能なソリューションが限定されますが、オープンシステムではお好みのソリューションを自由に選択することができます。可能な限りオープンに、というのが常に変わらないローランドの方針です。オープンシステムを選べば、業界標準のSTLファイル形式で出力可能なスキャナーやCADを使うことが出来ます。さらに重要なのは、オープンシステムに対応したCAMとミリングマシン「DWX」を使うことで、技工材料も自由に選べるという点です。この自由度の高さにより、お客様の競争力を飛躍的に高めることができ、同時に製造コストも抑えることが出来るのです。


型取り

スキャン

CAD

CAM

ミリング

完成品


3Dスキャナー

ミリングマシンや技工材料と同じように、スキャン技術も改良が進み、速度、精度、操作性、汎用性などが飛躍的に高まっています。3Dスキャナーは、レーザー光を利用して模型をスキャンするか、光を照射してできたパターンを読み取るか、そのどちらかの方式を採用しています。一般的に高額な機種ほど高機能かつ生産性が高くなる傾向があります。

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CAD

スキャニングした模型から技工物をデザインするのがCADソフトウェアです。歯科用CADソフトウェアは、コーピング、フルクラウン、ブリッジ、インレーやオンレー、パーシャルデンチャー、インプラントバーなど各種技工物の製作において、歯科技工士が直感的に作業できるよう最適化されています。

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CAM

技工物のデザインが完成したら、切削データを作成する必要があります。CAMソフトウェアは、CADで作成したデザインデータを読み込むことで、技工物の形状を自動的に解析し、選択した技工材料に最適な刃物経路を簡単なステップで計算します。短時間で切削データが作成でき、特別な知識も必要ありません。

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ミリング

オペレーターは必要な技工材料とCAMソフトウェアが指定する刃物をミリングマシンにセットし、切削データを転送します。ミリングマシン「DWX-50」および「DWX-4」はATC(自動刃物交換装置)を搭載しており、フルオートで技工物を完成させます。DWXの動作がスタートしたら、オペレーターは次の技工物を作成するためにスキャン処理に戻ることもできます。DWXは作業が完了したことを電子メールでお知らせするように設定することもできます。

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完成品

ジルコニア製の技工物は、半焼結状態で切削加工します。比較的柔らかい状態で加工することで、切削時間の短縮と刃物寿命の向上が見込めるためです。加工完了後は、シンタリングファーネスで焼結しますが、この焼結工程の際に、ジルコニアは約25%収縮します。そのためジルコニアブロックやディスクには固有の収縮率が記載されており、この数字をCAMソフトウェアに入力することで、焼結後に正確なサイズで仕上がるようになります。

時間を大きく節約できるため、技工士は審美性の追求に専念できる一方、オーナーは現場を離れて自分の仕事に専念できます。このように歯科技工をデジタル化していけば、品質の向上、一貫性の高い成果物、回転率の向上、顧客サービスの向上にはっきりと違いが出てくることでしょう。